たまるの漫画ヒストリー【幼少期編②】

こんにちは、田丸はるかです。


前回の続きです。
torotoro.work


怖い本の存在を忘れた4歳の私。


でも、母の実家に遊びに行くと頭をかすめる、あのでろでろの表紙・・・。(忘れてないな)


だけど怖いものには近づかなければいいだけのこと。

私は押し入れのある2階に行くことすらなくなりました。



しかしある日、



「この本ぜんぜん怖くないんだよ。読んであげるよ~」
と、母がその漫画を片手にこれから絵本を読んでやるかのようなテンションで、私を膝の上に座らせたのです。


ぎゃああああ人生4年目にして最大のピンチ・・・!!!

幼い子どもにとって母の膝の上とは、孫悟空にとってのお釈迦様の手のひらのようなものです。

逃げ道はない・・・!!!


「本当にこわくないのかも・・・」
という微かな希望を胸に、私は胎を決めました。







ペラッ(ページをめくる音)







ペラペラペラッ
















怖すぎる・・・・!!!(泣泣泣)




記憶が正しければ1P目に地獄絵図が載っていました。


ファンにはたまらないでしょうが、私は齢4歳でしかも初めて読む漫画・・・。


もう私のこの怖い本強制読みきかせ状況地獄絵図とタメ張れるよ!という感じです。


肝心の内容も蛇やらカエルやら、背中に貼り付けられたら卒倒する生き物盛りだくさんの、
ある意味では最高のホラー作品でも、
幼稚園年中組にとっては超トラウマものです!!


飽き性の母が、途中で読むのを辞めてしまったのですが、
その漫画は1巻完結なので、序盤が一番怖いんですよね。引き込まなきゃいけないから。

エンドロールをすっ飛ばされたせいで、前半の恐怖を中和されなかったことが、逆に仇となり・・・。
見事に私はトラウマを植え付けられてしまったのでした。




さて、その本のその後の行方はというと、
実家に来るたび挙動不審になってしまった孫を不審に思った祖母が、

燃えるゴミの日に捨ててしまいました。(先生、ファンの方、ごめんなさい!)



こうして私を脅かす存在は消えたわけですが、まぶたの裏にはいついつまでも、ホラー漫画界の巨匠・日野日出志先生ワールドが繰り広げられていたのでした。

めでたくない、めでたくない。






【余談】
それから10年後・・・
私はどんな人間になってしまったかといいますと・・・
(※この先閲覧注意です。ホラー系が苦手な方はバックを)






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念のためぼやぼやーっとしときます

女の子のイラストを描いても仕上げにはホラー調にしなければ気が済まないという、中二病とはちょっと違う人種になってしまったのでした。



おわり





たいしたオチでもなかったですが、読んでくださった方ありがとうございます!

ちなみにこの漫画は有料漫画サイトで読めるかもしれません、ホラーが大丈夫な方はチェックしてみる価値ありです。
タイトルの初めには「怪奇!」が付きます。



それでは失礼いたします。