成人の日

こんにちは、田丸はるかです。


今日は成人の日でしたね。


私も二十歳のときは振り袖を借りて、母校の成人式に出席しました。ありがたいことです。


私の着物は白色で、模様はバラ蝶々と小さなハートでした。
一見派手に思えますが、周りはもっと極妻並にキメた子たちがいたので、逆に地味でした。


ありがたい式典を終えた後は、ステージで集合写真を撮りました。

そのとき、着物をよく見せるために首のショールは外さなければならなかったのです。
だから、そのへんの椅子にみんなバーッと置いて、ステージにあがったのですが、

そんなことしたら、自分のショールわからなくならない?
って思いますよね。


でもあのショールは全部一緒のように見えて、よく見てみるとデザインがどれも違うんです。


もちろん取り込んだ洗濯物みたいに山積みにしたらさすがにわからなくなると思うのですが、


等間隔に背もたれや座椅子に置いてある分には、迷うことなく自分のショールは見つけられます。


当然私も置いた場所は覚えているし、見つけられ・・・






なかったんです。
なんと同じデザインのショールが二つ並んでいたんです。

なぜ同じデザインとわかるのか、それは同じ貸衣装のタグが付いていたからです。


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どどどどどどっちだ・・・?幸い持ち主はまだここに来ていない。


右に置いたはず・・・いやでも感触が違うような・・・?(一緒のデザインなのに)


刑事ドラマとかで指紋捜査に使う耳かきのポンポンみたいなのしてくれ~~~って思いました。


そうこうしている間に、もう一つのショールの所持者が帰ってきました。


やばい!と、とっさに元の場所に置いてしまった私。

どうしよう・・・たぶん彼女もどっちかわからなくて、気まずい空気が流れてしまう。ハレの日にこんな事件が起こるなんて!!






彼女はふつーーーーにひょいっと取って首にはめて席に戻っていきました。

自分のがわかっているというよりも、同じものが隣にあることを知らないかんじで。





そして、私も残ったショールを首にはめました。



ま、いいか☆




未だにわかっていません。どっちが私のショールでどっちが彼女のショールだったのか。


もしかして俺があいつであいつが俺でだったのかもしれません。


成人式の映像をみると、いつもそのこと思い出します。


どうでもいいことを。





成人の皆さん、おめでとうございます!
二十歳になられたこと、二十歳になられること、心からお祝い申し上げます。



それでは失礼いたします。