宇宙人をつくった日

こんにちは、田丸はるかです。


漫画を描く人の多くは、小学生の頃に自由帳にお絵かきをして休み時間を過ごしていたと思います。


時にはハンカチ落としや高鬼ごっこに熱中していましたが、やっぱりお絵かきに勝る遊びはなかったです。


流行りのアニメキャラや愛読している漫画の登場人物を描くよりは、自分で考えたキャラクターを描くのが好きでした。


小四くらいの時に友達と考えたキャラクターがいます。


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放課後の手芸クラブの活動中に、友達がちくちくと縫った可愛らしいリンゴのようなマスコットが元になっています。


パポンポン星人という名前は、その友達が多分思いつきでつけたものです。


しばし二人で「出身地はどこか」「なんと言って話すか」「どうして地球にやってきたのか」など、


漫画家と編集者の打ち合わせばりに、真剣にキャラクターの概要を考えていた記憶があります。


二人でやっていた交換日記には、パポンポン星人を主人公とした漫画をそれぞれ描いていた時期もありました。


同じキャラクターのはずなのに、私と友人のパポンポン星人は全く違う性格で、ストーリーも別物で、解釈違いが面白かったです。


二次創作みたいなかんじですね。


大人になってからも、ふいにスケジュール帳の端に描いたりする馴染み深いキャラクターでしたが、


まさか、エッセイ漫画のツッコみ役に収まるとは思ってもみませんでした。


その友達は小六で転校し、しばらくは文通をしていたのですが、高校へ通う前には自然に途絶えてしまいました。


ハマっていた漫画の話を書いたとき、コスプレ写真を送ってきてくれたことがあったので、ヲタクになったんだなぁと感心した覚えがあります。


当時中学生だった私の友人は全員ヲタクだったので、好奇心旺盛で知識豊富という印象が強かったんです。(今でもそう思ってます)


漫画は描いてないにしても、Twitterはやっている気がしています。


いつかUPしたパポンポン星人を偶然見ることがあればいいな、と想像しています。